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【産業用酵素の革新へ】シリーズAラウンドでの7.3億円の資金調達が完了しました

バイオインフォマティクス基盤技術を駆使して、
高機能な酵素ライブラリ”Designed Library”の開発に着手

○本資金調達の概要
この度、SeriesA 1st & 2nd closeによる第三者割当増資を中心として、
融資、及びNEDOディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)STSフェーズの採択を含めて、
総額7.3億円の調達を行い、事業開発を加速します。

○これまでの開発と実績
当社ではすでに”digzyme Moonlight”、”digzyme Spotlight”という2つの強力な情報解析プラットフォームを構築してきました。
これにより、ニーズに沿った酵素を迅速に探索・改変が可能です。
これまでは、酵素の用途のうち、精密発酵を出口とした、天然物や石油化学品の代替生産や
廃棄物分解といった主に化学分野でのバイオプロセス開発を中心に実績を積み上げてきました。

○SeriesAでの開発
本シリーズでの開発では、特に産業用酵素を出口とした、
高機能な酵素のライブラリ(“digzyme Designed Library”)の製造を目的とします。
産業用酵素の用途は、食品・化学・洗濯用洗剤・繊維・バイオマスエネルギー・飼料・農業・体外診断・研究など多岐にわたります。
特に、物質合成の用途として、酵素法(無細胞系・セルフリー系)に活用されており、今後のさらなる製品市場としても注目されています。

当社はすでに、食品事業に向けては新たな体制を構築し、事業会社との連携も開始しております。

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○産業の背景と本開発でできるようになること
産業用酵素の多くは微生物を培養した上清を精製することで大量生産されています。
従来の産業用酵素の開発は、天然の微生物を用いて製造することも多く、その開発はトライアンドエラーの繰り返しで、偶然への依存性が高いものでした。
そのため、一つのプロダクトを上市するためには、基礎研究・生産開発・量産開発を合わせて5–10年の年月がかかるため、近年の多様化したニーズに対して臨機応変に対応していくことが難しいという課題がありました。
digzymeは、バイオインフォマティクスによるデザイン技術により、
酵素の発見など基礎研究にかかる期間を約1/4に短縮することができるようになりました。

digzymeは次なるステップとして、生産開発を高速化するソリューションとして、
”digzyme Designed Library”の開発を行います。
これにより、基礎研究・生産開発の期間を合わせて短縮することができます。
さらに、新規の酵素プロダクトを手軽に試すことができるようになるため、
ニーズに応じたアプリケーション開発からの事業構築も行っていきます。

プレスリリース:【産業用酵素の革新へ】株式会社digzymeはシリーズAラウンドでの7.3億円の資金調達が完了しました


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